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ビアトリクス・ポター
描き、語り、田園をいつくしんだ人
ジュディ・テイラー著 吉田進一訳 福音館書店
ポターの伝記とも言える本ですが
イラスト、写真、彼女自筆の日記、手紙をたくさん使って
これまで知らなかったポターの実像を描いています。
この本は321ページと分厚いのですが、私が知らなかったことが
たくさん書かれていて、発見の驚きでどんどん読めました
若い頃にわずらったリューマチ熱で頭髪がなくなってしまったこと
それが婚期を遅らせた最大の原因だったこと
独り立ちするため、まずはじめに絵を売りに出したこと
出版に当たって、できるだけたくさんの小さな子が読めるようにと
値段を押さえるために形を小さくカラー印刷を少なくしたこと
出版社の息子との恋愛が、相手の急死によって終わったこと
その出版社が不正をして、印税の支払いが滞り
ポターが再三の請求をしていること
イラストのすべてにモデルがあることは知っていましたが
初めて飼ったウサギがピーターでなくてベンジャミンだったことや
ネズミをシャンデリアから落として死なせてしまったことなどなど
新事実も目白押しでした
中でも一番印象に残ったのは彼女の老後でした
結婚したのが40歳過ぎのことでしたが
電気のないヒルトップ(住居でひげのサムエルのおはなしの舞台)
で本を書いていたため視力が衰え、若いときの病気が元で
足が動かなくなり、本を書く意欲を失ったと言うことです。
かわりに、羊の飼育やナショナルトラストへ傾倒していくのですが
それでも本を書くようにという出版社の要求に媚びず
自分の意見をきっちり述べているポターの姿勢に
スッキリしたものを感じました
ポターの生き方のうちで、老後に印税収入で土地を買い
自然保護のためにナショナルトラストへ寄贈したということが
一番尊敬に値することだと思っていました。
ところがこの本を読んでみて、立派な行為も彼女にとっては
自分の好きなものをいつまでも残しておきたいという
単純な欲望にしか思えませんでした。
使用人にはかなりきつく接したらしく、ひざまであるブーツに
古い服、帽子(生涯髪が薄かったのだそう・・・・)の彼女からは
美しいお話が出てくるのは信じられないのだそうです。
ごまかしや気取りは近づけない、もてはやされるのが大嫌いな
人、確かな腕前と観察するまなざしは、堅実。
最後の著者の言葉に納得してしまいました。
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きつねどんのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
きつねどんが主役と思っていたら、おおちがい
アナグマ・トミーがベンジャミンのこどもたちを誘拐して
それをピーターとベンジャミンが助け出すというお話です。
(べンジャミンは、ピーターの妹のフロプシーと結婚しています。)
トミーは、ベンジャミンの留守中に子ども達を盗み出し
ずうずうしくもキツネどんの家にもぐりこみ、
キツネどんのベッドで昼寝を決めこみます。
それに気付いたキツネどんがわなを仕掛けて
トミーを水びたしにしようとしているすきに、
ベンジャミンたちは子どもたちを台所から救い出します。
キツネどんは、なぜ一息にトミーをやっつけずに、
ベッドにわなを仕掛けるのだろう。
トミーも、きつねどんがわなを仕掛けていることに
気付いていてなぜ、
たぬきねいり(アナグマねいり)をしつづけるのだろう
不可思議なところがあって、
その時間がベンジャミンの子ども達にとっては
幸運なのですが・・・
アナグマがのウサギの子を食べようとする。
小さい子にはちょっと怖いお話。
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ピーターラビットのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
こうさぎのピーターは、おかあさんのいいつけを
やぶって、マクレガーさんの庭へ入り込んで
野菜をとってたべたり、いたずらをして
網にひっかかり、おうちへ帰れなくなってしまいます
きれいな青いジャケットと、くつを網に引っ掛けたまま
やっとのことで逃げて帰ります。
お母さんが、カモミールのお茶を飲ませて
ピーターを寝かしつけるのは有名なおはなしです。
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こねこのトムのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
トムはいたずらこねこ。
おかあさんのタビタ・トゥイチットさんが
お客を家によぶために、子ども達をおめかしさせて
外に遊びに行かせるのですが、
こねこたちはのはらで花をつんだり、
石垣にのぼったりして服は脱げ
アヒルたちに持っていかれてしまいます。
家の中でもこねこたちはとんでもないいたずらをして
おかあさんをなやませます
ねこのすきな人はもちろん、きらいな人でも
おもわずほほえんでしまいます。
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ひげのサムエルのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
こねこのトムの続編です
トムがなぜ、ねずみをこわがるようになったか
というおはなしです。
タビタさんの住むお屋敷にはひげのサムエルという
おおきくてこわいねずみが住んでいました。
実際には奥さんのアナ・マライアのおしりにひかれていて
ちっとも仕事をしないなまけもののねずみです。
トムは、暖炉の中から屋根裏へ冒険に出かけますが
サムエルの巣に迷い込み、
そこでねこまきだんごにされてしまいます
あわや、たべられるというときに
犬の大工さんに助けられます。
サムエルとアナ・マライアはなんとポターさんの
荷車を無断でかりて、
ポテトさんの納屋へひっこしするのでした。
ここででてくるタビタさんのお屋敷は
ポターが実際に住んでいた
家を忠実に描いています。
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ジェレミーフィッシャーどんのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
かえるのジェレミーフィッシャーどんは
みずうみにつりをしに出かけます
お客をよんで、小魚をご馳走しようと言うのですが
なかなか魚はつれません
反対に、水の中におちて
おおきなマスに飲み込まれてしまいます
ジェレミーさんがなぜ、生きて帰れたかというと
着ていたあまがっぱの味がまずかったからでした
かえるがあまがっぱを着てつりをするところや
お弁当にちょうちょのサンドイッチを食べるところなど
最高に楽しいです。
お客のイモリのアイザック・ニュートン卿と
カメハメハ・カメ氏には
テントウムシソースをかけたバッタのまるやきというのが
奇妙ですがナンセンスなのがかえっておもしろいです
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まちねずみジョニーのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
イソップの田舎のねずみと町のねずみの
ポターバージョンです
田舎のねずみのチミーは、荷車の中で寝てしまい
町に連れて行かれてしまいます
そこで出会ったのは町ねずみのジョニー
チミーをいろいろもてなしてくれますが、
猫の声やら食べ物のまずさで
ノイローゼになってしまいます
ジョニーはチミーをかわいそうに思って、
荷車で田舎に帰してあげました
田舎はヤッパリいいなー
最後にポターさんが、
「わたしはチミーと同じように田舎に住むほうが好きです」
と書いていますが、私もそう思います
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2ひきのわるいねずみのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
ねずみのトム・サムとハンカ・マンカは、
子ども部屋に住んでいました
ある日、お人形の家にもぐりこみます
中にはおいしそうなハムやオレンジが
テーブルの上においてありました
まずハムを切りました。なんと!ナイフがグニャ!
「まるでチーズやのハムみたいにコチコチですよ」
とハンカ・マンカ
さかなはお皿からはなれません
それはねんどだったからです
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りすのナトキンのおはなし
ビアトリクス・ポター
福音館書店
りすの兄弟たちは、
ふくろう島へ木の実を取りに出かけます。
木の実を取らせてもらう代わりに、
島の主のブラウンじいさまへ贈り物をします。
太ったモグラに、生みたてタマゴなどなど
りすたちはみんな一生懸命木の実を集めているのに
ナトキンは遊んでばっかり
おまけにブラウンじいさまにいたずらをします
おこったブラウンじいさまは
ナトキンのしっぽをちょん切ってしまいます
しりきれしっぽのお話です
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「妖精のキャラバン」 ポター作 久野暁子訳 福音館書店
ピーターラビットの作者、ポターの長編です。
表紙の奇妙な絵にまず「なんだ、これ」と興味を惹かれます
ゾウの耳と鼻をつけたコブタの背に、
とても毛の長いてんじくねずみと、やまねが乗って
綱を犬が引いている、サーカスの絵です。
お話はタッペニーという毛のないてんじくねずみが
毛はえ薬で毛がとても長くなってしまって
家出をするところから始まります。
旅の途中で出会ったサーカス一座に入れてもらうのですが
こびとゾウがおもしろいな、って思いました。
ポターさんらしい風刺が効いています。
キャラバンは、しだの胞子を身につけているために人間には見えません
招待状は切れ目の入った葉っぱ、
それを拾った動物達がサーカスを見に来るのですが
ピーターラビットの登場人物 ? に良く似た人たちがいてあれれ、と思います。
湖水地方の風景描写はやはり見事です。
妖精のキャラバンが、わたしにも見えたらいいなと思いました
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グロースターの仕立て屋 ベアトリクス・ポター作、絵
福音館書店
市長のガウンを仕立てることになった仕立て屋
飼い猫に意地悪をされて、縫い糸を隠されます。
風邪を引いて寝込んだ仕立て屋のかわりに、
ねずみたちが立派なガウンを仕立てます。
静かで、こころあたたまるおはなし。
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Beatrix
Potter The Complete Tales
F.Warne&Co .洋書
ポターのおはなし全作品が
イラスト入りで載っている美しい本です。
お話の最初に解説があり、
最後にはその他の作品として
4編のお話も載っています。
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The
Peter Rabbit Knitting Book Pat Menchini
GC.Press
表題は英語ですが、中身は日本語の編物の本です
ピーターラビットに登場する動物達をモチーフにした
セーターの本。お話のイラストと、湖水地方をバックに
ポーズをとっているモデルの子どもがかわいい美しい本です
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