| 日 本 |
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中 国 |
オオクニヌシの宝
オオナムチとよばれていたオオクニヌシノミコトの
冒険のものがたり
因幡の国のヤガミヒメのよめとり
イナバのしろうさぎを助けた話。
スサノオノミコトの娘スセリヒメのよめとり
が書かれています。
わにをだまして隠岐島から出雲へ渡ったうさぎは
サメに皮をはがれて泣いていると、
オオクニヌシが真水で体を洗って、
蒲の花粉をつけるとけが生えて
もとどおりのしろうさぎになったという話は
有名です。
スセリヒメを、スサノオが嫁にやりたくなくて
無理難題を仕掛けるところがおもしろいです。
ヘビのいる部屋、ムカデと蜂の部屋に
入れられたオオクニヌシを
スセりヒメが不思議な布(ヒレの説あり)
で助けてくれます。
草原の火事では
「うちはほらほら、そとはすぶすぶ」
と謎の言葉を言ってオオクニヌシを助けます。
古事記は、元は大らかでユーモラスな神様の
物語だったようです。
かつて政治に利用されていた時代を越えて
本当の姿を見つめなおす時期に来たと
あとがきにあります。
アスラン書房

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サンニャンツ
ロバをたくさん飼っているサンニャンツの宿屋に
若者が泊まりました。
女一人で三人分という
意味のこの女は実は妖術使いで、
魔法の畑で作った魔法の
そば粉をそばもちにして
客に食べさせては
ロバに変えていたのでした
そのことに気付いた若者は
よそで買って来た
そばもちをサンニャンツの
そばもちと取り替えて
サンニャンツをまんまと
ろばに変えてしまいます。
これを初めに読んだ時は2年生で
6年生の時ちがう本でまた出会ったときは感動しました
偕成社 中国・インドむかし話
オクスフォード 世界の民話と伝説
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しょうとのおにたいじ
たまごを3つ生んだしょうと(ホオジロ)がお地蔵さんに
たまごをあずけて仕事に出かけます。
そこへやってきたのは鬼。
お地蔵さんをだましてたまごを全部食べてしまいます。
そうと知ったしょうとは、カニやアブ、わら縄、臼
といっしょに鬼退治に出かけます。
鬼退治の場面がさるかに合戦にそっくりです。
こどものともでは鬼が3匹(赤、青、黒)出て来て
それが全部同じ鬼だったというのがミソです
福音館 こどものとも
福音館 日本の民話
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花仙人
花の好きなおじいさんは
珍しい花があるとどんなに
高くても買ってしまいました
おじいさんの庭は一年中
花でいっぱいです
そんなある日、乱暴ものが
おじいさんの庭を荒らしてしまいました
悲しんでいるおじいさんのもとに
現れたのが花の仙女でした
庭をもとどおりにしてくれましたが
それを知った悪者どもが
役人に告げ口しておじいさんを牢屋に
入れてしまいます。
花仙人たちがここでおじいさんの
敵を討ってめでたしめでたし・・・・
福音館の絵本は絵がきれいです
子どものころ読んだ本は
「花じいさん」という題名でした
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こしおれすずめ
したきりすずめに良く似たおはなしです
やさしいおばあさんが
腰の骨を折ったすずめを
助けて、朝夕ご飯をやり大事に育てたところ
庭のひょうたんからお米がざくざく出て
お金持ちになりました。
貧しい人にも分けてあげて
評判のおばあさんになりました
それを聞いたとなりのおばあさんは、
わざとすずめの子の腰の骨を折り、
えさをやって育てたところ
庭のひょうたんからは
へびやら蜂やらが出てきて
おばあさんを刺し、
おばあさんは二度と
起き上がれなくなってしまったということです
福音館 こどものとも
福音館 日本の民話
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チベットのものいう鳥
チベットの国の双子の兄王子がおろかな弟と
国のために金玉鳳凰を探しに行く冒険物語
兄王子は賢いことを自負しすぎて
先生の雪山隠士の忠告、
金玉鳳凰をつかまえたら話をしてはいけないということを
忘れます。
金玉鳳凰はものいう鳥で、王子に捕まえられるたびに
チベットのふしぎな話を語ります。
あまりにおもしろいので、王子はつい「さあ、そのつぎは」
と言ってしまい、そのたびに鳳凰に逃げられ、
冒険のやり直しをしなければなりませんでした。
鳳凰の話は全部で24編。
波乱万丈、荒唐無稽で
王子でなくても「つぎは・・・・」と聞きたくなる話ばかりです
ついに25編目に王子は成長し、賢さに酔うことがなくなって
立派な王になって国にもどるというお話です。
ものいう鳥の話の中には、
ヨーロッパや日本の民話につながっているような話もあり、
チベットが文化の交流点だったことをうかがわせてくれます
たとえば、川が山から発して、海に流れ込む動作を
神のしわざとしているのは
「ニルスのふしぎな旅」にも出てきます。
竹取物語によく似た「竹娘」と言う話もあります。
文章が文語体に近くてわかりづらかったのですが
じっくり読む価値のある本です
岩波書店
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| ロシア |
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イギリス |
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バーバ・ヤガー
ロシアの魔女バーバ・ヤガーは
いろいろなお話に登場します
おんどりの足の上に立つ家に住んでいる
バーバ・ヤガーは
移動する時にうすに乗り、きねでかじをとって、
ほうきで後を消しながら飛びます
「バーバヤガーとままむすめ」と言う話では
継母に疎まれた娘がバーバヤガーのところに
お使いに出されるのですが
気立ての良い娘はそこにいた
犬、猫、木戸に助けられて
うちへ戻ってきます
子どものころ読んだ本は
「美しいワシリーサとババ・ヤガー」という題で
うすに乗って空を飛ぶこのおばあさんが
しつっこくてこわかったのですが
最近読んだ絵本はユーモラスなおばあさんになっていました
童話館 バーバ・ヤガー
オクスフォード 世界の民話と伝説
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トム・チット・トット
きれいなだけで何にもできない娘がいました
お母さんは娘がパイを一度に10個も食べた
のであきれてうたを歌っていたら
王様が通りかかり
「おまえは何を歌っているのだ」とお聞きになりました
お母さんはあわてて「娘が麻を10かせつむいだ」
とウソをつきます。
見るときれいな娘。王様は娘をきさきに迎え
一日の仕事に糸つむぎをさせます
その日のうちにできないと命はないと
おどされた娘の所にやってきたのは
まっくろな小鬼でした
仕事をする代わりに
自分の名前を当ててみろというのです。
仕事ははかどり、命の危険はなくなったものの
小鬼の名前を当てなければ小鬼のお嫁さんに
ならなければなりません。
困ったおきさきはひょんなことから
王様の口から名前を知ります
「ニンミーニンミーナット。
おれの名前はトム・チット・トット」
「お話し出て来い」という
ラジオ番組でよく聞いたお話です
ファージョンのおはなしは妹が
大活躍する冒険ものです。
バーナデット・ワッツの絵はあったかい感じがしますが
小人の名前が違っています
| ほるぷ出版 |
世界むかしばなし イギリス編 |
| 岩波書店 |
「銀のシギ」 ファージョン作 |
| 不明 |
「金の糸をつむぐ小人」 バーナデット・ワッツ絵 |
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火の鳥と灰色オオカミ
むかしばなしに良くある三人兄弟の末っ子の成功話です
王様の金のりんごを毎晩食べてしまう者を
捕らえた者に褒美をやる
というおふれで、上の二人の兄は失敗して
帰ってきませんでした。
末っ子のイワン王子だけが
そのものが火の鳥であることを突き止めて
旅に出るのですが、
馬を灰色オオカミに食べられてしまいます
罪滅ぼしにオオカミが火の鳥を捕まえる方法
を教えてくれます
さわってはいけないとオオカミに言われた
金のカゴを触ったり
してはいけないといわれたことを
してしまってもなお
オオカミはイワン王子を助けて、
火の鳥、金のカゴ、飛ぶ馬、美しい王女
を手に入れます。
この後、二人の兄がイワンを殺して
手柄を分け合ってしまうのですが
オオカミの機転で兄達の罪が発覚し、
イワンは命の水で生き返る
というお話です。
波乱万丈、奇々怪々で、わくわくして読んだお話です
ほるぷ出版 世界むかしばなし ロシア編
オクスフォード 世界の民話と伝説
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三匹のこぶた
だれでも知っているお話なのに
本当のお話はあまり知られていません
お母さんは貧しくてこぶたを育てられなくなったので
追い出すところ、
兄さんぶたも、二番目のぶたも
家を建てたのにオオカミに吹き飛ばされて
食べられてしまうところ
末っ子のところに逃げてきたりしないのです
そのうえ、末のこぶたはしたたかもので
オオカミをまんまとだまして
シチューにして食べてしまうというのです。
残酷な場面を小さい子向けに直してしまった
いい例です
福音館 こどものとも
ほるぷ出版 世界むかしばなし イギリス編
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てぶくろ
おじいさんの落とした手袋の中に
ねずみが入って家にします
その次にやってきたのはかえる、
うさぎ、きつね、オオカミ、いのしし、クマと、
住人はどんどん増えて、
手袋はぎゅうぎゅうづめです。
福音館の絵本は動物にそれぞれ名前がついていて
繰り返し、「だあれてぶくろに住んでいるのは」
「あなたは」と名前を聞くところが
子ども達には大受けでした
てぶくろに7匹も入って
破れんばかりになっている絵も楽しいのですが、
だんだん家らしく作り変えられていく
変化を楽しむのがこの絵本のいいところですね
福音館書店 エウゲーニー・M・ラチョフ絵
うちだりさこ訳
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ものいうなべ デンマーク
貧乏なお百姓が牝牛とひきかえに、古いなべを
もって帰ってきました。
なべはきれいにしてもらって、火にかけてもらうと
お金持ちの家へ飛んでいきます
お金持ちの家の人がまた、抜けていて
「お金を入れるのにちょうどいいなべがあった」
なんて言って、お金を全部
なべに入れてしまいます。
そうやって小麦や、
お菓子も入れてもらったなべは
せっせとお百姓の家に運びます。
何もせずにお金持ちになれたお百姓
一度に財産をなくしてしまったお金持ち
何回読んでも笑えるおはなし
「おはなしでてこい」で何度も聞きました
岩波書店 「ものいうなべ」の中の一編
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もっくもっく ポーランド
いじわるで、欲深なおじいさんは
いっぱい食料を蓄えているのに
隣のおばあさんにも、犬や猫にも分けずに
夜中にこっそり料理して食べています
おじいさんの家の煙突からは夜中にしか
煙は出ません。
家々の煙どうしは仲がいいということになっていて
おじいさんの家の煙だけがひとりぼっち
というのもおもしろいのですが
煙は、おじいさんをこらしめようと
いろいろいたずらをします。
からっぽだと言い張っている地下室に雨水を入れ、
麦粒ひとつぶもないという納屋にネズミを入れ
ごくつぶしだというメンドリをきつねに追わせます。
散々な目に会ったおじいさんは
隣のおばあさんにジャガイモを料理してくれるように、
猫に納屋のネズミを追い払ってくれるように、
犬にきつねの番をするようにたのみます。
欲張りは、いけません。
そんなことをよくわからせてくれるおはなしです
岩波書店 「千びきのうさぎと牧童」の中の一編
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